抗重力筋って どの筋肉?
こんにちは。
今回は、抗重力筋についてご紹介します。
人間は重力の影響を受け続けていますので、重力に対抗する力を発生しないと立っている事ができません。
立位姿勢を保つために働く筋肉を抗重力筋と呼んでいます。
そもそも姿勢の成り立ちは、重力への適応ととらえることが出来ます。
代表的な抗重力筋は、長母指屈筋、母指外転筋、ヒラメ筋、腓腹筋、大腿二頭筋、大臀筋、小殿筋、腸腰筋、脊柱起立筋、外腹斜筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋などです。
ここで挙げた筋肉は、主に背面の筋肉になります。
多くの場合、直立姿勢における各関節は、筋肉の作用がないと体が前方に倒れるように配列されています。
姿勢を保つためには、背面の筋を使って前方に倒れようとする体を引っ張っている必要があります。
この姿勢維持の方式は、片張り綱方式と呼ばれることがあります。
文献:Asmussen , E . : The weight-carrying function of the human spine . Acta Orthop . Scandinav . , 29 : 276-290 , 1960 .
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