【関節は柔らかければ柔らかいほど良い!というわけではない】
先日、初めて当オフィスに来て頂いた 70代女性のクライアントAさん。
待合で一生懸命、足首を回しています。
私「足首が痛いんですか?」
Aさん「いえ、一年前に転倒してから 足首を回すと良いと聞いたので毎日回して柔かくするように頑張っています。」
私「そうですか。それで今日は何かお困りですか?」
Aさん「最近、立っているだけでふらつくようになって」
姿勢をチェックしてみると、脊柱の後弯(背中が曲がる)がありました。
多くの方は、加齢に伴い脊柱が後弯してきます。
脊柱が後弯すると、姿勢の前後バランスが悪くなるので、足関節(足首の所)の可動域制限を作って(関節が動く範囲を小さくして)立位を安定させます。
足首が硬い事(可動域制限)が、すなわち異常とは限らないわけです。
このケースでは、足関節は姿勢の前後バランスを安定させるために、必要があって制限を作っています。
姿勢の前後バランスを整えずに、足関節を柔かくすれば立位は不安定になってしまいますので、ふらつくという現象が出てきたと考えられます。
まず、足関節での可動域制限を必要としない姿勢バランスに戻すことが優先になります。
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