私が基礎パートナーストレッチ講座を行う理由
私が「基礎パートナーストレッチ講座」を開催しようと思ったのは ある少年との出会いがきっかけになっています。
10年ほど前になるでしょうか。
その年の冬で一番冷え込んだ2月のある日の夕方に、彼は母親と一緒に私のオフィスを訪ねてきました。
学生服をキッチリと着た当時中学2年生の彼は、うなだれて、ひどく暗い表情だったのを覚えています。
待合の椅子に座った彼は、大きな体に似合わない小さな声で絞り出すように言いました。
「野球の練習がしたいんです。助けてください。」
私も向かい合って座り、詳しく話を聞いてみると
「肩を故障して、半年間野球の練習を休んでいる事」
「チームメイトが上手くなっていく様子を見て焦っている事」
「なんで自分だけ。。。と眠れない夜を何度も過ごした事」
「家族にあたってしまって後悔している事」
「走り込みだけは、一日も休まず続けている事」
「学校では明るく振る舞っている事」
堰を切ったように、想いが溢れ出したように 沢山の涙とともに彼は話し続けました。
彼は 「野球が上手くなりたい」「レギュラーになりたい」 と ただ純粋に一生懸命頑張ってきたのです。
中学2年生の彼にとって 6カ月間 好きな部活を休まなければならないことは、どれだけ辛く長い期間だったでしょう。
彼の話を聞いた私は、彼の想いに応えたい! と自分の持っている知識、技術を総動員して、全精力で彼の身体と向き合いました。
何としても 彼の力になりたい その一心でした。
彼のケースは、幸い姿勢改善ストレッチで回復し すぐに練習に復帰することが出来ました。
「練習に復帰できた!」と報告に来てくれた彼の晴れ晴れとした笑顔は、今でも忘れることが出来ません。
私にとっても最高に嬉しい出来事でした。
彼のように純粋に一生懸命頑張った結果 報われずに故障に追い込まれる。
こんなことがあってはならない。
1人でも多くの方に予防としてのストレッチングの基礎知識をもっていただきたいという強い使命感を持ちました。
当時、すぐにボランティアグループを立ち上げ、セルフストレッチを指導するボランティア活動を開始しました。
この活動には 野口みずきさん 水本裕貴さん など伊勢市出身のトップアスリートにも賛同して頂いて8年間続けています。
学校・スポーツチーム・PTA などを訪問し、積み重ねてきた その数は300回以上になりました。
スポーツを頑張る子供達 彼等が自分で行うセルフストレッチ。
この普及ボランティア活動は、今後も精一杯続けていきます。
とはいえ、私達が学校に行って指導できる数には限りがあります。
周りにいるご家族 一番近くにいるお父さんお母さんにも 子供達の身体の基礎的なケア方法を覚えて欲しい。
そんな想いから「基礎パートナーストレッチ講座」を行っています。
スポーツを頑張っている子供達を一緒に応援しましょう!
お父さんお母さんが「パートナーストレッチ」の基本手技を覚えて子供達のサポートをして頂ける事を願っています。
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